2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧
魔王城殺人事件 (ミステリーランド)作者: 歌野晶午出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/09/23メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (57件) を見る「葉桜」か「魔王城」か? どう考えても「葉桜」だろう。小学生の書けてなさ加減はむしろ清々…
水の迷宮 (カッパノベルス)作者: 石持浅海出版社/メーカー: 光文社発売日: 2004/10/20メディア: 新書 クリック: 10回この商品を含むブログ (85件) を見る巧い。何が巧いかと言えば、登場人物の行動に制約をかけること。事件を刹那に終わらせてしまうような行…
西の魔女が死んだ (新潮文庫)作者: 梨木香歩出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2001/08/01メディア: 文庫購入: 67人 クリック: 1,056回この商品を含むブログ (971件) を見るいい話。少女の成長譚としてはとても基本に忠実な構成になっていると思う。祖母は魅力…
むかしのはなし作者: 三浦しをん出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2005/02/25メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 65回この商品を含むブログ (141件) を見る出だし二話を読んだあたりでは、いささかぬるい印象があったが、中盤で作中の仕掛けが明確になって…
ダックスフントのワープ (文春文庫)作者: 藤原伊織出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2000/11/10メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 17回この商品を含むブログ (38件) を見る後味悪い。ケロイドになって残りそうな後味の悪さ。その徹底の仕方は素晴らしいも…
くだんのはは (ハルキ文庫)作者: 小松左京出版社/メーカー: 角川春樹事務所発売日: 1999/09メディア: 文庫 クリック: 11回この商品を含むブログ (18件) を見る古典。いくつか既読作品はあったが、新鮮な気持ちで結末を迎えられるのは名作であるからだと思う…
猛スピードで母は (文春文庫)作者: 長嶋有出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/02/10メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 50回この商品を含むブログ (270件) を見るこの作者は、世間一般でいう「親らしく」振舞うということに縛られず、自分に対してナチュ…
6ステイン作者: 福井晴敏出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/11/05メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (89件) を見る完全なサイドストーリー。いつものごとく人情家が出てくるので、そういうテイストが好きな人には本作単体でも…
超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮文庫)作者: 東野圭吾出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2004/04/24メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 110回この商品を含むブログ (117件) を見るしりとり感想→これ
「その月に読んだ本は、なるべくその月のうちに感想を書く」をモットーに、たまった感想を一気に書きます。8月31日の小学生かっつうの。
誰もわたしを倒せない (ミステリ・フロンティア)作者: 伯方雪日出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2004/05/10メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (20件) を見るプロレスネタってだけで楽しんでしまった。トリックや構成にちょっと粗さを…
透明人間の納屋 (ミステリーランド)作者: 島田荘司出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/07/30メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (52件) を見る刊行された時期的にタイムリーな話題だったから書きたかったんだろうなぁ。若い年代が関心を…
黄色い目をした猫の幸せ―薬屋探偵妖綺談 (講談社文庫)作者: 高里椎奈出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/12/15メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 5回この商品を含むブログ (25件) を見るノベルスと文庫の装丁の落差があれな薬屋探偵シリーズの第2弾。前…
ぼくと未来屋の夏作者: はやみねかおる出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/10/26メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (51件) を見る「未来屋」はデータが揃えば未来が見えるらしい。つまり「神通理気」の使い手である。本作はそんなGOD(G…
博士の愛した数式 (新潮文庫)作者: 小川洋子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/11/26メディア: 文庫購入: 44人 クリック: 1,371回この商品を含むブログ (1054件) を見る3段階評価が限界とか言った舌の根の乾かぬうちに、しかもまだ[C]の評価とか出す前に…
ラス・マンチャス通信作者: 平山瑞穂出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2004/12/21メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 47回この商品を含むブログ (112件) を見る第16回日本ファンタジーノベル大賞大賞受賞。同賞の優秀賞を受賞した『ボーナス・トラック』は…
月の砂漠をさばさばと (新潮文庫)作者: 北村薫,おーなり由子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2002/06/28メディア: 文庫 クリック: 19回この商品を含むブログ (57件) を見るたぶん続編(らしきもの)が今年中には刊行されるはず。何気ないけどセンスが良くて…
前回のエントリをid:cakeさんのところで拾っていただきました。ありがとうございます。東野受賞は痛切に願っているのですが、実際のところは99%ないと思っています。希望抜きで真剣に予想すると本命:姫野、対抗:恩田・伊坂あたりで。姫野単独か姫野+対抗…
asahi.com:http://book.asahi.com/news/TKY200601050066.html【芥川賞】 伊藤たかみ「ボギー、愛しているか) 絲山秋子「沖で待つ」 佐川光晴「銀色の翼」 清水博子「vanity」 西村賢太「どうで死ぬ身の一踊り」 松尾スズキ「クワイエットルームによ…
迷宮学事件 (講談社ノベルス)作者: 秋月涼介出版社/メーカー: 講談社発売日: 2002/09メディア: 新書 クリック: 1回この商品を含むブログ (13件) を見るデビュー作は、どちらかと言えばラノベっぽい印象で、良くも悪くも当時のメフィスト賞らしい作品だと思っ…
謎物語―あるいは物語の謎 (角川文庫)作者: 北村薫,謡口早苗出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2004/10/25メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 36回この商品を含むブログ (12件) を見る古典の名作について嬉々として語る姿を見せられると、その作品を是非辿っ…
くらのかみ (ミステリーランド)作者: 小野不由美出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/07/30メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 18回この商品を含むブログ (87件) を見る昨秋頃に狂ったように買い漁った本も消費していかないといけないよねってことで、ミ…
021:『ブラックエンジェル』松尾由美 022:『バッテリーⅢ』あさのあつこ 023:『袋綴じ事件』石崎幸二 024:『硝子細工のマトリョーシカ』黒田研二 025:『記憶の果て』浦賀和宏 026:『マリオネット園』霧舎巧 027:『火蛾』古泉迦十 028:『一の悲劇』法月綸太郎 …
エンド・ゲーム 常野物語 (常野物語)作者: 恩田陸出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/01/05メディア: 単行本 クリック: 19回この商品を含むブログ (160件) を見る今年はどれぐらい楽しめたか3段階でランク付けしたいと思います。3段階くらいが限界。あと新…
001:『エンドゲーム』恩田陸 002:『くらのかみ』小野不由美 003:『謎物語』北村薫 004:『迷宮学事件』秋月涼介 005:『月の砂漠をさばさばと』北村薫 006:『ラス・マンチャス通信』平山瑞穂 007:『博士の愛した数式』小川洋子 008:『ぼくと未来屋の夏』はやみ…
今年もご愛顧のほどを。ちなみ去年の読了数は206冊でした。うち新刊は69冊。もうちっと読めたらよかった気がします。ベストは『砂漠』と『容疑者Xの献身』。文庫だと『終戦のローレライ』と『心のなかの冷たい何か』です。今年は海外物を多く読むことを年初…