照れる

I love you

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ひさびさに読んでいて恥ずかしい本でした。石田衣良、おまえのせいだ! あれ素で書いてんのかなぁ? テレビとか雑誌のインタビューを見てると、どうも石田先生はモテ属性の人だったみたいだけど、あんな話を素面でかけるようにならないとモテないのなら、ぼかぁ一生かかっても無理です。モテの壁は僕が思うよりも遥かに高かった。
伊坂先生はテーマに対して斜めに斬りかかっていてずるいと思いました。でもやっぱり良かった。まぁ正面切って恋愛物書かれても困る気はします。あと市川拓司って人は心底男に都合がいい話を書きたい人なんですね。まぁいいや。
中田先生は無難なところに落とした感じかなぁ。でも、ぬるいまとめ方になってたので、あの手の話としては物足りないかも。中村先生は村上かつらみたいな話でした。後味は全然いいけど。
さて、これ読む上で一番注目してたのが本多先生でして。『真夜中の五分前』でなんだかどっか行っちゃった先生がちょっと戻ってきてくれていて嬉しかったです。ただ、以前ならもっと体温上げないで書いてる作品であったと思うので、そのあたりは諦めるしかないのかな。
どの作品もドロドロしてなくて全体的に読みやすかったな。読んでよかったと思います。